こんにちは。大阪京橋の女性専用整骨院ASCメディカルラボ院長 神野甯世*かんのやすよ*です。「わかりやすい!知って得するカラダのハナシ」へようこそ!
今日のテーマはコチラ!猫背はどうやって治すの?
猫背なんだから胸をはりなさい!?
患者様に立ち姿勢・歩き動作のアドバイスをさせていただく際、よくご相談を受けるのが 「私は猫背なんで、胸をはろうと意識していますがなかなか良くなりません。」
幼い頃から猫背だとご両親・教師の方々からも注意を受け、背中をまっすぐ胸をはることを意識されてきたそうです。 なぜ、こちらの患者様は姿勢を良くしようと意識し続けてきたのに、未だに猫背で悩まれているのでしょうか。
- 生まれ持ったもの?
- 努力が足りない?
- 姿勢を矯正するような高価な下着や器具・または特別な運動が必要?
いいえ。すべて違います。
正解はただひとつ! 患者様が幼い頃から意識されていた胸をはる!という方法が猫背を治す方法とは真逆だったからです。
もちろん、猫背の方でもお体の特徴により、アドバイスさせていただく内容は変わりますが、当院では猫背で悩まれている方の9割の方にはこちらのアドバイスをさせていただいております。
もっと力を抜いて背中を丸めてください
全く逆の方法ですよね。
しかし、まずはこれを意識していただくことが、猫背を治すのに最重要なことなんです。
それはなぜか。
文章でうまく説明できるのか不安ですが続けますね。
まずは体のパーツを簡単に分けてイメージしてみましょう。
頭・体(胸~腰)・足
の3部位でイメージしてください。ここで猫背とは。。。
【体】に対して【頭】が前方向にズレている姿勢のことをいいますよね。
【体】が後ろで【頭】が前な訳です。
ではここで胸をはってみます!!私達が共通意識として持っている胸をはる!!行為…
一度みなさんも試してください。そして、その時の足裏に感じるものに集中してみてください。
胸をはるとどうなるのか??
胸をはると踵の方に重心が寄っていきませんか?
踵に重心が寄っていくということは、【体】がより後ろ方向に移動したということになります。さらには、【体】が倒れないよう、最後のバランスの砦である【頭】は【体】と逆方向の前へ前へと突き出しバランスをとろうとします。
つまり、胸をはる!!という行為は
【体】が後ろで【頭】が前
という猫背の姿勢をより、強調させてしまうことがお分かりいただけたかと思います。
もっと力を抜いて背中を丸めましょう!
猫背の方は、もともと立ち姿勢が踵重心で【体】を後方へ反らし、【頭】を前方に突き出している方が多いため、まずは反らした体の緊張をゆるめ、重心を前方向へ戻すために
「もっと力を抜いて、背中を丸めてください。」
という動作アドバイスが必要になるのです。
ここでやっかいなのは、長年に渡り
【体】後ろ【頭】前
の立ちバランスをとりつづけていると、筋肉の緊張に癖ができ、【体】を前にしても、上手に【頭】後ろのバランス姿勢をとれない場合があります。
早く猫背を治したい!!方は、当院でのASC他動的運動療法を受けていただくと一番の近道でお体、姿勢を改善することができますが、
「もっと力を抜いて、背中を丸めてください。」
だけでも意識して続けていただければ効果は次第にでてきますので、是非お試しください!
日々の習慣付けを
写真や鏡を利用しながら続けていただくと、ご自身で姿勢の変化を実感していただけると思います。
良い姿勢をとることの勘違い…これは、子供のころから「気をつけ!!」「姿勢を正しなさい!!」の言葉に体中にピーーーン!!と緊張をはりつめさせて体を後ろへ反らせていたことからの弊害でもあります。
しかし、誰が悪いわけでもありません。
私自身も、体・動作の勉強を重ねてきた今だからこそ、気付けたことですし、今はその動作アドバイス・体のしくみの正しい知識を出来るだけたくさんの方に知っていただき、皆様のお体の健康づくり、子育ての際に役立てていただけたらと思います。
猫背でお困りの方がいらっしゃいましたら、是非、「背中を丸めてリラックスするといいらしいよ!」と教えてあげてくださいね。
スタイル改善・猫背改善なら大阪京橋の整骨院ASCメディカルラボへどうぞ!
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